凡人の就活日記

17卒の早慶就活生による音楽の紹介と日記。

ダンスロックを聞きながら考えるコンピテンシーとは

 

 

こんにちは凡人です。今回は巷で賑わっているダンスロックなる音楽全般について書いていこうと思います。

 

テレフォンズから起こった流れでしょうか、2,000年代半ば頃から邦楽ロックの一つの大きな潮流に踊れる音楽というジャンルが登場しました。特徴としてはキャッチーなメロディーライン、四つ打ち、コールアンドレスポンス盛り盛り、メンバー内に複数人マッシュ含む(偏見)、細身黒スキニー(偏見)。
ここで代表的なバンドをいくつか取り上げてみたいと思います。
 

www.youtube.com

 

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上に挙げた三つの曲は再生数100万回超えてますんで一定程度の知名度は誇ってそうです。案外マッシュは少なかったですね…。

 
さてさて、彼らの音楽性を否定するつもりはさらさらございませんが、なぜここまで流行しているのか考えてみたいと思います。
 
凡人は動画投稿サイトとフェス文化の浸透が大きな要因として考えられると思います。ミリオンが年に何度も生まれる90年代とは異なり、CD販売がセールスに占める割合が低くなった昨今においてはライブや物販が大きな収入源になっているようです。大物アーティストですらそうなのですから、地下ロッカー達はなおさらでしょう。
 
そこで注目されたのが動画投稿サイト。音源が聞かれるチャンスが少ないなら無料で聞かせてライブに来させようという発想なのでしょうか、動画投稿サイトからファンになりライブを足を運ぶというファンの生産体制は一定の成果を挙げられているように感じます。そして、ダンスロックなるものの流行はここに原因があると考えられます。なぜなら、メディア露出も少ない彼ら地下ロッカー達はライブにたファンの顧客満足の向上に注力することになります。そして生まれたのが体感型音楽であるダンスロック。音楽性云々は一旦置いといて、盛り上がりを重視した結果のものではないでしょうか(もちろん音楽性を突き詰めていた結果のバンドもあるでしょうが)
 
そして、動画投稿サイトとオープンなSNSの二重の作用も指摘できると思います。つまり、自分しか知らない、再生回数が少ないバンドを見つけることが出来、ライブに行けばさぁ大変。私は他の人があまり知らないバンドを好きだという優越感に浸れてしまいます。そしてその状況をSNSに投稿、拡散、ファンの再生産がなされるわけです。その一方で有名になることで優越感を侵害されるわけですが今度は古参という立ち位置が彼ら、彼女達は振りかざすようになるわけです。ただ、彼ら彼女らの根っこはミーハーなのである程度の満足をバンドから得られなくなると別のバンドの再生産ラインに身を投じ、新たなアイデンティティ創出活動を勤しむこととなります。
 
さて、非常に毒づいているようですが凡人個人としてはとても歓迎すべき潮流だと考えています。ダンスロックなるものにも良い音楽はあると思いますし、岡村靖幸だって最近の滝竜人だって踊ってますからね。入り口はなんであれ音楽が好きになってくれることは嬉しいことだと考えています。それに、00年代から盛り下がってしまった音楽業界に新たなビジネスモデルの提示ができたことも業績だと思います。日本の音楽はサイコーな曲が多いですよ。
上述致しましたフェスや動画投稿サイト以外にも欧米からの輸入EDMへの反応だとか、80年代ディスコ音楽への回帰の文脈とかいろいろ要因はあると思いますが長くなるのでやめておきます。
 
 
 
さて、閑話休題、本題へ。
コンピテンシーってなに?
就活生にとってはとても馴染みがある単語ですよね。ただ凡人の認識は面接で採用されてるあれでしょあれ、個人の体験を深堀りしていくやつでしょ?ってレベルです。でも具体的にコンピテンシーとはなに?と問われるとちゃんと答えられないですよね。凡人は凡人ですのでもちろん知りませんでした。面接で用いられているのによく知らないままじゃ相手のプレイスタイルを知らないまま勝負するようなものですので、調べてみました。
もともとはハーバードの教授が考案した理論を応用した面接方法の一種です。アメリカの外務省が採用活動の際の評価と採用後の業績が比例しない疑問はなぜかという点からこの理論はスタートします。同じような学歴、知能レベルを持つ人間なのに業績に差が生じるのはどんな要因があるか調査したところ、業績が上がる人間に共通する行動特性があることを発見しました。その行動様式をモデル化し基準化したものがコンピテンシーで、その基準に基づき行われる面接がコンピテンシー面接ということになります。
 
だいぶざっくりとしたウィキぺディアのコピペをかましましたが概要はこんなとこです。
 
では相手のプレイスタイルがわかったところで凡人のようなスペック低めの就活生はコンピテンシーという手法に対しどんな戦略をとればいいのかが見えてきます。
彼を知り己を知れば百戦殆うからずとはよくいったもので、まず自分をよく知ることと、相手をよく知ることが必要となるわけです。つまり、コンピテンシーのどんな行動特性を持った人材を会社側は欲していて、自分の過去の行動からその要素は抽出できるかを考える必要があります。
 
では会社の求める行動特性とはどんなものなのでしょうか。それは一般的にはコミュ力などと言われていますが、一番わかりやすいのは企業の経営理念を見ることだと凡人は思います。それでは2チャンネル就職偏差値スレ上位常連()の三井物産の経営理念を参考に見てみましょう。

・「Fairであること」、「謙虚であること」を常として、社会の信頼に誠実に、真摯に応えます。志を高く、目線を正しく、世の中の役に立つ仕事を追求します。常に新しい分野に挑戦し、時代のさきがけとなる事業をダイナミックに創造します。「自由闊達」の風土を活かし、会社と個人の能力を最大限に発揮します。自己研鑽と自己実現を通じて、創造力とバランス感覚溢󠄀れる人材を育成します。

三井物産HPより引用。
 
 
ここで見るべきなのはFairと謙虚な姿勢というところでしょうか。商社マンと聞くと酒は朝まで飲みながら次の日には平気で朝から働けるような人間を想像しますので、性格も荒っぽくウェイ系が好まれるようなイメージを持ちます。ただ、経営理念からはそういった特性を持つことは是としておらず、謙虚さと公平さを一文目に表現していることからそういった特性を備えている人を求めているのだと思います。
ですが公開されている経営理念よりも現実に会社内で勤めている人に話を聞くほうがリアルですのでOB訪問という手を使うのがいいと思います。
企業ごとの求める行動特性を理解するのと同様に業界全体でどういった人間が活躍しているのか調べることも必要だと思います。
 
それでは次に自分を知ること。つまるところ自己分析ってやつについて考えたいのですが長くなってきたので次回に。
 
凡人でした。