lyrical school:【ワンダーグラウンド】を聞きながら考える自己分析とは。
こんにちは。凡人です。
就活解禁されてプレエントリーに勤しんでいたためこのブログの存在をすっかり忘れてました。少ないながらもアクセス数があるので長く細く続けていこうと決意を新たにしたところでございます。
さて、今日紹介したいのはlyrical schoolのワンダーグラウンドという曲です。
モーニング娘~AKB48の登場でアイドル市場は強烈な生き残り戦争が巻き起こっています。その中でどのアイドルグループも他グループとの差別化を図ろうとあの手この手を考え出していて、まさに世はアイドル戦国時代。
その状況を踏まえたうえでlyrical schoolを聞いてみてください。
そう。lyrical schoolはラップをするアイドルなのです。
もはや何でもアリなアイドル戦国時代を如実に表している例だと思います。
ただ侮るなかれ、彼女たち、なかなか良いです。
実はただのドルヲタの女好きなだけだろとかご指摘される方もいらっしゃるかもしれませんが、リリスクはいい曲がかなり多いのです。
ただ、決してラップ自体がうまいわけでもないですし、すごいかわいい子がいるわけでもないです。
では何がいいか凡人の私見を述べさせて頂きたいと思います。
まずラップ×女の子という発想。ラップって一般的なイメージでは渋谷にいそうな金のネックレスにsupremeのキャップとバンズのスニーカーを履いてる怖いお兄さんを想像する方もいるかもしれません(偏見盛り盛り)。そのイメージに対して逆張りしたリリスクの戦略がまず面白いと思いました。
そしてその内実について戦略が思いのよらない方向で当たっていると思います(恐らく意図的なものだと思いますが)。どういうことかと言うと、ラップしてる女の子ってなんか可愛い!ってところです。見た目からは想像できないような面が見れる点でギャップにやられてしまう人が多いのではないでしょうか。その点でさよならポニーテールとか相対性理論のようなかわいい×サブカル=高い中毒性の方程式も成立すると思います。
そして、外面的な部分よりも重要なのがトラックが非常に作りこまれている点だと思います。リリスクのdate course というアルバムにはtofubeatsや(((さらうんど)))も参加してるのです(結構有名な人たち)。彼女たちのアイドル性を保ったままに音楽性も高めるってなかなか至難の業だと思うのですが彼女たちはやってのけてます。こりゃすごい。
彼女たちの根本はまっすぐでとても乙女。ど直球のアイドルにラップの衣を被ったアイドルグループです。袈裟を着たツェッペリンはZAZENBOYSです。上述したdate courseというアルバムのパケが江口寿史というサブカルホイホイですよ。一度聞いてみてください。
閑話休題、本題へ。就活に必要な自己分析ってなんだろね。
前回では会社が求めるコンピテンシー、行動特性について考えましたが、今回はその行動特性を考えるための方法、そして自分にある行動特性をどのように会社にアピールしていくかを考えていきたいと思います。
まず方法論の話から。一般的には自己分析は就活の場面で求められる作業のように思われますが、多くの人は普段から行っている思考の一つではないでしょうか。例えば、自分の好きなものはなんだろう→オムライスが好き→小さいころによく食べてたから。とか、(好きな子がいたとして)なんでその子のことが好きなんだろう→顔→メンクイだ俺…。というような思考を就活用語で自己分析と呼んでいるだけだと思います。
就活ではその思考のベクトルが自分の将来や会社、業界に向くだけであって思考の過程は同じだと思います。
つまり、どんな企業にいきたいのか→総合商社に行きたい→なぜ行きたいのか→モノの仲介に興味がある→なぜ興味があるか…と思考を巡らせていく過程を経ればいいと思います。
志望企業へ行きたい理由だけでなく、自分の軸となる価値観はどんな点にあるかも同様の方法でたどり着けると思います。そして注目すべきなのは、その価値観には過去の具体的な経験が必ずと言っていいほどきっかけとなっています。
凡人の場合で言うと価値観の大きな軸は行動が【「善」かどうか】というところにまとめられました。その価値観形成の理由に、小学校時代のささいないじめが原因にあるようです。あっ凡人がいじめられたわけではなく、凡人の友人がいじめられてただけなのであしからず。善って何って話はロールズの正義論あたりを読んでほしいので割愛します。
そのため、凡人が志望する会社は社会的な善を追及、または自社の生み出す悪・弊害に対し対策をとっている企業になってきます。つまり最大多数の幸福を目指しているような企業に絞っているとも言えます。もちろん善かどうかの基準は凡人目線なのでなかなか絞り込みきれないところではありますが、このことを意識し始めてから就活が少しだけ楽しくなってきました(大嘘)。
それでは話を凡人から一般論に戻しまして、自分の見つけた価値観をどのようにPRしていくべきかという点について話したいと思います。
ある価値観を言語化できたなら、それを企業のどの点と合致するかを具体的に、論理的にPRする必要があります。例えば、ありがちな「人と話すことが好き」という価値が基準の人の場合、求める人材像にコミュニケーション能力を挙げている企業だったらそのままストレートにアピールすることが可能になります。そうすると企業がどんな行動特性を持った人間を欲しがっているかのリサーチが必要になってきます。
つまり、自己分析をベースにして業界、企業研究を行わない限りは論理的な自己PRは出来ないということです。
自己分析の結果の軸が一つである必要はないと思いますが、わかりやすい1フレーズにまとめたほうが凡人はいいと思います。だらだら話されてもわかりにくいですしね。
また、自己分析の深い旅に出てしまって帰ってこれなくなる方も時折いらっしゃいますが、最初に述べたように自己分析なんてものは日常的に行われるものであって、答えがないわけです。完璧な解を求めるのではなく現状の最適解を見つける程度に考えておくべきだとも思います。
まとめますと、
・自己分析は日常的に思考している「なぜ」のベクトルを企業、業界に向ける作業。
・自分の価値判断の基準をわかりやすいフレーズにまとめておく。
・どんな行動特性を持った人材を欲しているか企業、業界研究でリサーチ。それに沿ったPRを行う。
・自己分析の深淵の旅に出てしまうと帰ってこれないので、現状の最適解で妥協する。
凡人はだいたいこのあたりを面接で問われていまして、面接もそれなりに順調に進んでいますのであまり間違いは少ないのではと思われます。参考までに。
凡人でした。